ターミナル・アズ・ア・サービス(TaaS)がインジェニコから発表され、店舗を長期間サポートするサービスを提供するエンドツーエンド店舗管理ソリューションをユーザに提供しています。
その発売は、現在TaaSを介して220万台のPayment Terminalが管理されているという大きな成功を収め、コストを削減し、また企業が店舗エクスペリエンスに注力することができるようになりました。
しかし、サービスは日々向上されるもので、運営効率の向上は今まで以上に求められています。インジェニコはどうやってTaaSを改善し、レリバンシーを維持しているのでしょうか?
この度グローバルTaaSビジネス開発ディレクターのHernán Moyaから、TaaSがこれからどのようになるのか、デジタルイノベーションの出番があるのか、話を聞きました。
TaaSの需要に直接影響している現在の市場変化はなんですか?
決済エコシステムは長期間立ち止まることはなく、非常に面白い市場になっています。変化について行くのが大変です!
弊社のお客様が今直面してる大きな変化は、フィンテクやISV(独立的ソフトウェアベンダー)により市場の競争の様子が変化したことです。例えば、アメリカでは、インジェニコによるリサーチによれば、現在決済ソリューションのチャンネルの20%以上がISVによるもので、他の市場の2倍以上の速さで伸びています。業界によっては、ISVが市場の40%から50%のシェアを取っています。
この新技術はPayment Terminalの購入方法に革新をもたらし、市場の方向性を変えています。現在、施設マネージャーは、事業の成長を維持するために従来のコモディティ化された製品から何か特別なものにスイッチして自分たちのオファーを変えて強いバリュープロポジションを維持しなくてはなりません。この需要は新しいフィンテク業者により加速され、競争は激化しています。これに対応して銀行やアクワイアラは、付加価値をつけたアプリと新しい決済方法で自分たちのオファーを一貫化しようとしています。
では、端末の管理やサービスにおける運営効率でどのようにこのような変化に対応し、企業の成功に貢献するのでしょうか?
ターミナル・アズ・ア・サービス(TaaS)は、端末店舗の管理の煩わしさを無くし、施設マネージャーが顧客に集中できるようにします。インジェニコは、ハードウェア、ソフトウェア、そしてサービス管理の管理人となり、店舗オーナーをフリーにして、付加価値を生むことができる分野での競争や決済以外の問題に集中できるようにします。
TaaSは、弊社が決済バリューチェーンの大部分を管理するパートナーシップに基づく非常に異なった事業の運営方法です。これは、お客様が数か国にまたがってTaaSをまとめる必要がある場合に特に利点があります。お客様が戦略を決め、弊社がPayment Terminalのエキスパートとしてそれをサポートし、店舗をより効率的なものとして、サービスの質を高めるお手伝いをします。
店舗の管理における運営業務、複数のサプライヤーへの対応、端末のメンテナンス、電話対応などを弊社に委託することで、お客様は事業拡大に集中し、市場へより早く対応できるようになります。
最近、インジェニコはTaaSの経済的影響について独自の調査を終えました。このサービスの利点が証明されたのでしょうか?
TaaSは、企業のサイズや店舗のサイズに関わらず、効率と経済的スケールメリットを向上させることで店舗運営のトータルコストを下げることができる素晴らしいソリューションです。
なので、既存のお客様からのフィードバックを取り込んだ独自の調査により、お客様に提供してる強みに対する私達の自信が証明されたと嬉しく思っています。
Forrester TEI 調査が示した主要な発見とTaaSの数値化した利点は以下になります:
- 前払い資金が不要
- 店舗管理コストの30%削減
- ベンダーマネジメント業務の減少
- 店舗のリテンションの10%増加
- 付加価値のあるサービスにより利益増大
- 開発リソースの他のプロジェクトへの振り分けが可能
より詳細な情報については、調査報告をダウンロードしてください。https://insights.ingenico.com/TaaS-TEI-Forrester-research-emea-comm-activities.
多くの店舗オーナーが、Androidのスマート端末の採用に動いていますが、TaaSはこれらのデバイスに何をもたらすことができますか?
多くの店舗オーナーは、すでに設備も持っていますし、長年それを使ってきていますので、TaaSに切り替えるというのは簡単な決定ではありません。多くの場合、私たちはAndroidのような新しい端末を紹介し、既存の店舗と平行して着実に導入することから始めます。このフェーズを終えると、TaaSの利点をお客様に分かって頂けますので、完全バイバック型の店舗マネジメントに移行します。つまり、ステップバイステップで導入して頂くわけです。
逆に、既にTaaSモデルを導入済みのお客様には、市場に合わせて一足跳びにAndroid技術をすぐに導入します。弊社が提供するサポートには違いはなく、Androidが導入されれば、新しいビジネスアプリを備えたより新しい技術をお客様は享受でき、収益は増します。
TaaSはエキサイティングに変化してきていますが、「デジタルエクスペリエンス」についてお聞かせください。
実際にインジェニコは新しいデジタルエクスペリエンス、つまり、端末ライフサイクルバリューチェーンにわたるいくつかのプロセスを自動化、デジタル化することで店舗に提供するサービスを向上するエクスペリエンスを目指しています。
弊社の端末リモート機能と組み合わされた新しいデジタルサポートサービスからなるモデルとなります。これらのサービスは、すでにパイロット段階で、「マイインジェニコ」アプリとチャットボットを介してお客様とのコミュニケーションを変え、端末を遠隔で管理する弊社の能力を向上させるでしょう。サービスには、端末の自動インストール、数分での問題解決能力、そしてパフォーマンスの自動診断チェックが挙げられます。
TaaSデジタルエクスペリエンスにより、店舗はコールセンターと話すのに順番待ちをしたり、技術員が到着するのを待つ必要がなくなります。その代わり、弊社のアプリやデジタルチャンネルにアクセスすることでツールが24時間体制で問題を解決します。
ターミナル・アズ・ア・サービスは、商業の新世界にサービスの提供を順応させます。この変化に参加できるのはとてもエキサイティングです!